今回は、「借地権の消滅」についてです。 先日、顧問先より、「土地を貸しているのですが、借主から建物の譲渡許可を求められました。築80年の建物なので許可したくありませんが、裁判になった場合、許可されてしまうのでしょうか。」
賃借権の譲渡と敷金
先日、顧問先より、「賃借人より、賃借権を譲渡したい旨の連絡を受けたのですが、承諾した場合、敷金は一旦返金しなければならないのでしょうか。」との質問を受けました。 まず、賃借権の譲渡については、賃貸人が承諾する必要があり、
敷地の原状回復義務
先日、顧問先の社長より、「庭付きの一戸建てを貸していて、先日退去されたのですが、庭の草が伸び放題になっていました。庭の修繕費用まで請求できるのでしょうか。」との質問を受けました。 賃貸借契約が終了し、賃借人が明渡す際には
賃料不減額特約
先日、不動産オーナーである顧問先より、「賃貸借契約において、賃借人より賃料を減額されないように特約を締結したいのですが、問題ないでしょうか。」とのご質問を受けました。 一定の期間について賃料を「増額しない」旨の特約は有効
仲介手数料と広告料
先日、不動産オーナーである顧問先より、「賃貸仲介会社(宅建業者)より、仲介手数料とは別に広告料の支払を希望されていますが、支払いについて問題はありますか。」との相談を受けました。 宅建業法では、宅建業者が媒介行為等によっ
賃貸借契約と同居人
今回は、「賃貸借契約と同居人」についてです。 先日、不動産オーナーである顧問先より、「賃借人とは別に同居人がいるのですが、契約書にはどのように記載すればよいでしょうか。」との質問を受けました。 賃借人の他に、賃借人の同居
賃貸借契約と倒産解除特約
今回は、「賃貸借契約と倒産解除特約」についてです。 先日、不動産オーナーである顧問先より、「賃借人が破産したようなので、特約に基づいて賃貸借契約を解除したいのですが問題はありますか。」との相談を受けました。 一般的な賃貸
敷引特約の有効性
今回は、「敷引特約の有効性」についてです。 先日、不動産オーナーである顧問先より、「賃借人が負担すべき原状回復費用について、そもそも決められた一定額を敷金から差し引いていますが、問題ないでしょうか。」との質問を受けました
賃貸マンションと防犯カメラ
今回は、「賃貸マンションと防犯カメラ」についてです。 先日、顧問先より、「オーナーとして、マンションの入口付近に防犯カメラを設置しましたが、賃借人のプライバシーの観点で問題はないでしょうか。」との質問を受けました。 不動
借地権譲渡と承諾料
今回は、「借地権譲渡と承諾料」についてです。 先日、顧問先より、「土地を貸しているのですが、借地人より借地権譲渡の承認を求められています。どのように対応したらよいでしょうか。」との質問を受けました。 土地を借りている賃借
テナントの代表者変更
今回は、「テナントの代表者変更」についてです。 先日、顧問先より、「テナントから代表者を変更したいと言われたのですが、会社が変わるようですし、簡単に認めてしまってもよいのでしょうか。」という質問を受けました。 そもそも民
定期借家契約への切替
今回は、「定期借家契約への切替 」についてです。 先日、顧問先より、「ビルの建替を検討していて、テナントとの賃貸借契約を普通借家契約から定期借家契約に切り替えたいのですが、注意点はありますか。」との相談を受けました。 ビ
サブリースと賃料減額
今回は、「サブリースと賃料減額」についてです。 先日、顧問先より、「サブリース契約によって、管理会社に所有ビルを一括で管理してもらっていますが、その管理会社から賃料減額の申し入れを受けました。 ビルをオフィスとして利用も
コロナと不動産賃貸
今回は、「新型コロナウイルスと不動産賃貸業務」についてです。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、不動産賃貸に関する相談が飛躍的に増えていますので、法的解釈等についてポイントを絞って説明させて頂きます。 まず、新型コロナ
民泊営業と賃貸借契約
今回は、「民泊営業と賃貸借契約」についてです。 先日、顧問先より、「貸しているテナントが民泊として利用されている可能性があるのですが、賃貸借契約を解除することはできますか。」と相談を受けました。 平成29年に住宅宿泊事業
賃貸借契約の更新(改正法)
今回は、「賃貸借契約の更新と改正民法」です。 先日、顧問先より「賃貸借契約が改正民法施行後(2020年4月1日以降)に合意更新された場合には、現行民法と改正民法のどちらが適用されるのでしょうか。」との質問を受けました。
保証人の極度額(改正民法)
昨年に続いて、東京ビッグサイトにて不動産ソリューションフェアが行われ、「改正民法と賃料保証」についてパネルディスカッションを行いました。 第21回不動産ソリューションフェア 改正民法においては、極度額の定めがなければ根保
相続分を超える不動産登記(2019年7月改正)
今回は、「相続分を超える不動産登記(2019年7月改正)」についてです。 先日、不動産関連の顧問先より、「既に死亡している方の不動産を相続登記する際に注意する点はありますか。」との相談を受けました。 この点、相続人の登記
賃貸人の修繕義務
今回は、「賃貸人の修繕義務」についてです。 先日、「あるビルをテナントに貸しているのですが、どのような理由であっても修繕が必要になった場合には、貸主として修繕義務を負担しないといけないのでしょうか。」という相談を受けまし
保証会社の弁済と不動産賃貸借解除
今回は、「保証会社の弁済と不動産賃貸借解除」についてです。 先日、不動産ソリューションフェアが東京ビッグサイトで開催され、パネリストとして登壇しました。 第20回不動産ソリューションフェア見どころ紹介パネルディスカッショ
定期借家契約の事前説明書
今回は、「定期借家契約の事前説明書」についてです。 先日、顧問先より、「定期借家契約を締結するにあたって、何か注意点はありますか。」という質問がありました。 まず、借地借家法38条1項2項において、定期借家契約を締結する
貸借契約の根保証(民法改正)
今回は、賃貸借契約の根保証(民法改正)についてです。 平成29年5月に民法改正法案が成立し、同6月に公布されました。 前回は「定型約款」について説明しました。 今回は、特に賃貸借契約の保証契約時に重要となる「根保証制度」
瑕疵担保責任
今回は、「瑕疵担保責任」についてです。 先日、不動産オーナー経営学院(REIBS)において、不動産オーナーとして注意すべき点について、瑕疵担保や共有権等を中心に2回目の講義をしました。 その講義の中から、今回は、民法改正
不法行為の受忍限度
今回は、「不法行為の受忍限度」についてです。 先日、不動産オーナー経営学院(REIBS)において、不動産オーナーとして注意すべき点について、民法改正や相隣関係を中心に講義しました。 その講義の中から、相隣関係の問題でも特
テナント明渡時の問題点
今回は、「テナント明渡時の問題点」についてです。 先日、不動産関連の顧問先より、 「現在所有するビルのテナントから、明渡日を前倒ししたいと言われましたが、何か法的問題はありませんか。」 と相談がありました。 まず明渡期限
敷金譲渡の承諾
先日、不動産関連の顧問先より、「現在所有する建物の賃借人から、第三者に敷金返還請求権(譲渡禁止特約付)を譲渡したいので、異議なく承諾してほしいとお願いされましたが、大丈夫でしょうか。」との相談がありました。 まず、前提と
賃貸物件の原状回復
先日、顧問先より、「借りている不動産を、貸主の合意を得ずに必要に迫られて修繕してしまった部分について、返すときに元に戻さないといけないのでしょうか。」という相談を受けました。 賃貸借契約書において、「賃借人が賃貸人の承諾
賃貸物件の修繕
先日、顧問先より、「借りている不動産を必要に迫られて修繕してしまったのですが、この費用は払ってもらえるのでしょうか。」という相談を受けました。 そもそも賃借物件について勝手に修繕等を行うことはできるのでしょうか。 一般的
原状回復義務と通常損耗
先日、渋谷ビルオーナーの会にて、「不動産賃貸借と民法改正」に関する講演をしました。 その中で、特に重要と思われる不動産賃貸借終了後の原状回復義務と通常損耗の関係についての注意点を説明します。 改正民法において、賃貸借契約
不動産賃貸借と民法改正
今回は、「不動産賃貸借と民法改正」についてです。 国会にて審議予定の民法改正法案があります。 重要な法案ですので、国会で成立したとしても、施行は数年先の可能性があります。 この点、渋谷ビルオーナーの勉強会において、当職が